つながりを取り戻す力――ピーターと浅草三社祭に感じた共鳴/金ちゃん

5月19日、『マネー・バイアス』著者ピーター・カーニック氏をお迎えしてのオンラインイベントが開催され、75名の方々が参加してくださいました。
久々にピーターの温かい言葉の数々に触れる中で、特に印象に残っているのは、
「本来、ひとは“他のものと相互に関わり合って生きている”と感じられる存在。
けれども、現代ではその感覚が制約され、そうではないと捉える傾向も出がち」というお話。
私は先日、Facebookでも投稿したように、ここ浅草で三社祭に三日間どっぷりと浸かりました。

半纏姿を見て👀お囃子を聴いて👂手拍子をして✋
五感がぎゅっと刺激されていく中で、
知り合いでなくても(担ぎ手でもない…)そこにいる人たちと仲間感覚が生まれたり、
江戸っ子ではないのに、この土地への愛着や誇りが不思議と湧き上がってきたり。
それは新しく得られたというより、もともと内にあったつながりの感覚が、ハレの場によって五感が刺激され、心身開かれていくなかで広がっていった、そんな気がしました。

こうした感覚を生み出すのがお祭りだとしたら、たまには職場にも「ハレの場」を持ち込みたい。
共通体験を通して、物語りを共有し、言葉にしきれないけれど大事にしたい“共通認識”が芽生えていく。
そうしたプロセスがあってこそ、個がつながり合い、活かし合う組織が育つのではないか。

ピーターの問いから、身体性ある先日の体験がひもづき、そんな思いを強くしてくれたのでした。
『マネ―バイアス』を通じた探究の道のりを楽しく歩んでいきたいと思います。

書いた人:金ちゃん(金野 美香)